骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折

閲覧数2,716
ダウンロード数29
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 全体公開

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容

    骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折

    原発性の骨粗鬆症を基盤にして軽微な外傷や時に外傷の既往がなくても脊椎に圧迫が起こる。

    好発部位は胸腰椎移行部(T12・L1)  羅患椎体は1椎体が多いが多数の椎体圧迫もある。後湾(胸椎~胸腰椎移行部)ではけい状椎、前湾部(腰椎)は魚椎となる。
    症状

    ・急性型…一気に椎体が圧潰するため、激しい腰背部痛が出現

    ・慢性型…椎体がもろく体重を支えきれなくなり、数週間~数ヶ月かけて圧潰し、その間腰背部鈍痛が持続する。

    ・その他…脊髄円錐部を圧迫して麻痺状態が出る症例もある
    経過

    圧迫骨折が進行中の時は、突然強い痛みが出現する。進行が止まって、4~6週間で骨折の修復機転が終息すると痛みはなくなる。
    治療

    急性型で痛みが強い時期は、絶対安静が第一ですが、痛くても起きあがれるなら、起座位、歩行を行ってもいい。痛みが強い場合、軟性コルセットが有効。圧潰を止める意味の硬性コルセットなどは、治療期間を長引かせる結果となるので、注意する。 骨粗鬆症の治療も同時に行う。
    〈参考文献〉

    監修国分正一、鳥巣岳彦:標準整形外科学、第10版2刷、医学書院 2008年

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。