佛教大学 日本仏教史 合格レポート(平安時代)

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    資料紹介

    教科書、参考文献などをもとに作成したオリジナルレポートです。参考にして下さい。

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2設題 平安時代後期仏教の特質を論ぜよ
    はじめに
    平安時代は、桓武天皇が長岡京から平安京へ都を再び戻した延暦十三年(七九四)から、鎌倉幕府が成立する建久三年(一一九二)までの約四百年間を占める。平安仏教は奈良時代に行き詰まった律令政治を改め、天皇中心の集権体制を再建するために、奈良の学派仏教に対して、実践を中心とした仏教に変化していく。    
    また、平安仏教の代表格である最澄の天台宗と空海の真言宗の成立は、事実上の現代の宗派仏教の始まりと言えるだろう。そして、それらの宗派仏教が藤原氏を筆頭とする貴族社会に浸透していく過程の中に、平安仏教の特質が含まれているものと思う。
    平安仏教の成立と発展
    奈良時代末期、道鏡という僧侶は法体の身分でありながら孝謙天皇の寵愛を受けて実質上の政権掌握者となり、強引な仏教政治で盛んに造寺造仏を行い国の困窮を招いた。この結果、僧侶が富や権力と深い関わりを持った事で奈良仏教は急速に堕落傾向を見せ始めていく。そして、時の天皇であった光仁天皇は、歴代の天武系天皇の崇仏政治が国を混乱させている事を問題視し、仏教改革を行って新たな仏教環境を整えていこうとした。私は、...

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