病態・症状・検査・治療についてまとめたものです。
色がついているところは先生に大切だと言われたところです。
参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010)
☆マイコプラズマ肺炎
若者に多く、飛沫により感染する。潜伏期間は約1~3週間である。
<症状>
頭痛、倦怠感とともに喀痰を伴わない頑固な咳嗽を認める。呼吸器系以外の肝機能障害、髄膜炎、溶血性貧血、心筋炎などを合併する。
<検査所見>
白血球は上昇しない。CRPと赤沈は亢進する。血清のマイコプラズマ抗体やDNA診断も行う。
<治療>
マクロライド系、テトラサイクリン系などの静菌的な抗生物質やニューキノロン系(合成抗菌剤)が有効である。
☆クラミジア肺炎
・クラミジア肺炎
クラミジアニューモニエによる。
<症状>
頭痛、倦怠感とともに発熱を認める。呼吸器系以外に髄膜炎、脳炎、...