急性肝炎と慢性肝炎

閲覧数2,017
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    病態・症状・検査・治療についてまとめたものです。

    色がついているところは先生に大切だと言われたところです。

    参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ★急性肝炎と慢性肝炎★

    ◎急性肝炎

    肝炎ウイルス感染による急性の肝障害であり、A型、B型、C型、E型がみられる。その他にエプスタイン-バーウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルスなども成因となる。

    <症状>

    全身倦怠感、眼球・皮膚黄染、肝腫大がみられる。

    <診断>

    AST・ALTの著明な上昇と総ビリルビンの上昇がみられる。胆道系酵素も上昇する。障害の程度によりアルブミンの低下、プロトロンビン時間の延長も認められる。これらの変化ではC型で比較的軽微である。

    <治療>

    安静臥床とし、輸液によるエネルギー補給を行う。回復期には高エネルギー・高蛋白食とする。

    AST・ALTが高値の場合は強力ネオミノファーゲンシーを投与する。C型急性肝炎に対してはインターフェロン投与が有効であるが保険適用になっていない。

    ◎劇症肝炎

    重篤な肝障害で、プロトロンビン時間の延長、肝性脳症をきたす肝炎である。

    原因の80~90%は肝炎ウイルス(主にHBV、次いでHAV)である。

    急激な蛋白合成機能の低下(血清アルブミン低下、凝固因子の低下)、排泄能の低下(ビリルビン上昇)がみられ、肝性...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。