現代社会に於いて、教育は全世界の平等な発展にとって重大な課題となっている。現代の経済原理として世界を席巻している、新自由主義に於ける資本主義・市場原理主義は、経済のグローバル化を押し進め、先進諸国(主に北側諸国)に経済的豊かさをもたらした。
しかしながらその一方で、経済原理による競争社会の激化により、弱者に対する社会的排除(経済・生存権・性差等)が進んでいることは明らかである。社会はピラミッド型の階層を呈し、富める者はその富を後継の教育へと投資することで、その富を再生産している。しかしながら、息も切れるかのごとく続く競争社会の中で、極一部の成功者以外のほとんど(中流と呼ばれる者たちでさえ)は、自己の人生のベクトルをひたすらレールから外すことがないよう、マジョリティとしての仮面を取ることを許されず、馬車馬のように働きながら、自らの人生の価値を疑っている。貧しい者は、教育を受けるだけの権利すら持つことが出来ず、ひたすらに搾取され続け、その社会的立場から抜け出す力すら与えられていない。中でも弱者と呼ばれる者は、基礎教育さえ受けることが出来ず、現在世の中で何が起きているのか・社会のシステムはどうなっているのか・目の前にある文書
2010年7月11日(日)
国際NGO論Ⅰ レポート
現代社会に於いて、教育は全世界の平等な発展にとって重大な課題となっている。現代の経済原理として世界を席巻している、新自由主義に於ける資本主義・市場原理主義は、経済のグローバル化を押し進め、先進諸国(主に北側諸国)に経済的豊かさをもたらした。
しかしながらその一方で、経済原理による競争社会の激化により、弱者に対する社会的排除(経済・生存権・性差等)が進んでいることは明らかである。社会はピラミッド型の階層を呈し、富める者はその富を後継の教育へと投資することで、その富を再生産している。しかしながら、息も切れるかのごとく続く競争社会の中で、極一部の成功者以外のほとんど(中流と呼ばれる者たちでさえ)は、自己の人生のベクトルをひたすらレールから外すことがないよう、マジョリティとしての仮面を取ることを許されず、馬車馬のように働きながら、自らの人生の価値を疑っている。貧しい者は、教育を受けるだけの権利すら持つことが出来ず、ひたすらに搾取され続け、その社会的立場から抜け出す力...