理科指導法2

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    理科指導法

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    『授業について』
    登山の際、計画を立てて準備をする。準備のない登山は危険である。同様に、授業をするにも計画・準備が必要である。よい授業が成立するかどうかは、「実践能力」だけでなく計画の可否にもかかっている。児童が主体的に学ぶ授業をするために重要な役割をはたすのが「授業計画」や「学習指導案」だ。以下これらを作成するうえでの必要な事項について説明する。
    一つ目は目標設定だ。授業者のその授業における指導のねらいが伝わるよう設定する。留意点が2つある。それは、①学習指導要領に基づいて決められた学校の教育計画に従えているか。②教科(理科)の目標と学年の目標を踏まえて構成された理科の年間指導計画に従えているかである。「明日の授業準備」に没頭してしまい、「学校教育の目標」といった大局を見失ってしまえば本末転倒だ。それを防止するためにも、上位目標を意識することが大切だ。
     またこの授業目標は検証可能な行動目標にする事。単に「~について理解させる」といったレベルではなく、目標を外部から観察可能なものにする。すなわち、「なにを~する」「なにが~できる」といった形式でまとめる。こうすれば目標は外部から観察可...

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