連関資料 :: 理科指導法1

資料:10件

  • 理科指導分冊)
  • <問題解決能力を高めることが、なぜ今日的な課題となっているのか?>  理科における学習指導要領の目標の変遷を見ていくと、問題解決という言葉は平成元年の指導要領から記されるようになった。なぜ、問題解決能力を高めることが必要とされているのだろうか。 今日、我が国は国際化、環境、情報化、科学技術の発展などへの関心が高まり、その一方で福祉、環境問題、少子化、経済の不況などの社会問題が生じている。我が国が抱えている諸問題を解決していくためには、理科教育において児童自らが自然に関心を持ち、その中で諸問題を見出し、様々な情報や知識を取捨選択し、問題を解決していく能力を育成させ社会の変化に対応できる人格を育成していかなければならない。 現在、教育界において、多くの課題が生じている社会の変化に適切に対応できる能力の育成が求められている。現代社会の変化に主体的に対応していくために、自ら学び、自ら考える力を育成しなければならない。具体的には、主体的に課題を見出し、その課題に対して問題解決を行う力(生きる力)が求められている。その力を身に付けるためには、自ら多様な視点をもち、分析、判断する「多面的、総合的な見方や考え方」が必要である。  「問題解決」とは、単に知識を獲得する手段として用いているものではない。人間は、誰もがよりよく生きたいという願いを持っている。その願いを達成するためには、問題を乗り越えていかなければならない。理科は自然の事物・現象を対象にして、そこに問題を見いだし、自然とかかわりながらそして、仲間とのかかわりを通してその問題を解決していく教科である。 理科の学習を通して問題解決を体験することで、自分で問題が解けた自信を得て学ぶ楽しさを味わい、学び方を学んでいく。問題を理解し課題について解決の姿勢を取ること、今までに習った方法を駆使して解決に用いる方法を考えること、解決した後に正誤だけでなく相互に話し合い科学的な見方を検討することとしている。この過程により、問題に直面した時あきらめずに解決しようと思い、これまでに学んだ方法の中から最適なものを選択する、そしてどのように解決に導いていくかを想定し、実践していく。そこから得た結果から、合理的なものであったか振り返ることである。この過程により必要な能力を身につけ、基礎・基本を学んでいくのである。 <問題解決の過程とは>  問題解決の能力を習得するためには、次のような過程が必要になる。  ①自然の事物・現象を観察し、興味・関心を持って、そこに問題を見出す、②見通しを持って、問題を解決するための方法を考える、③観察・実験により得られた結果を考察する、④結果について相互に話し合い、科学的な見方や考え方を持つようになる、という大きく分けて4つの過程が必要である。このような過程を経て、問題解決の力をつけていくのである。 <問題解決過程における指導上の留意点> ここで、この4つの過程ごとの指導上の留意点を述べていく。 ①自然の事物・現象を観察し、興味・関心を持って、そこに問題を見出す  自然の観察、動植物の採集や飼育栽培等の自然への働きかけによる学習を大事にし、作業や直接体験を通して児童の理科への関心を高めていくことが重要である。子どもの考えや意識の把握し、理科を学ぶ意欲や態度を育てていくことで、より効果的な指導にもつながっていく。  また教材を提示する際には、いくつかの種類を用意して比較して共通点・かかわり・違い等を発見させ、さらに自分の身の回りのものや既習知識と比較・検討させることで、問題意識を高めていけるようにする。一
  • 環境 実験 情報 問題 社会 科学 児童 学習 自然 課題
  • 550 販売中 2008/03/21
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  • 理科指導 第分冊
  • 1.帰納的思考と演繹的思考  帰納的思考とは、事実の観察から法則の陳述へと進む思考過程である。できるだけ多くのデータを集め、それらの共通点に着目し、結論を導きだすものである。  演繹的思考とは逆に、前提としてある法則から、順序立てた仮定によって最終結論を導き出す方法である。  純粋に帰納によって見出されたと思われた法則でさえ、「事実」の集積によってそこから直接に導かれたものとは言いがたい。なぜならば、事実だけでは問題は発生せず、すなわち事実だけでは思考の働きは生じない。疑問を持ち、仮説を立てることが出発点であり、その仮説からの演繹を経てはじめて個々の事実の確かめが意味をもってくるのである。問題意識をもたなければ、事実は事実であるだけで、思考と結びつけられることがないままである。  このように見てくると、あらゆる思考は演繹過程に基礎付けられていると考えることができる。実際、科学的思考には、実験と観察と演繹だけが必要であり、純粋な帰納はほとんど使う余地がないとも考えられる。   2.「事実からきまりを見つける」学習  では次に、小学校理科で指導する「事実か..
  • 玉川 通信 レポート 理科指導法 玉川大学 第1分冊
  • 550 販売中 2010/04/14
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  • 玉川大学 通信教育部「理科指導」第1分冊(後半 指導案) 評価A
  • <課題>20世紀後半以後の社会は,「知識基盤社会」であると言われています。このような社会において求められる資質や能力の内容について述べなさい。また,それらの資質や能力を理科教育においてどのように育成しなければならないのか考えを述べてください。そして,前述した内容をどのように理科指導を通して育むのか,単元を想定して単元全時間の指導概要(計画)と1単位時間を選び具体的な指導事例(案)を作成ください。  ※29年度課題 ※「知識基盤社会」で求められる資質・能力については別レポート(前半)参照。 <批評>
  • 実験 学校 分析 児童 問題 科学 学習 家庭 気体 指導
  • 550 販売中 2017/05/11
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  • 玉川大学 通信教育部「理科指導」第1分冊(前半) 評価A
  • <課題>20世紀後半以後の社会は,「知識基盤社会」であると言われています。このような社会において求められる資質や能力の内容について述べなさい。また,それらの資質や能力を理科教育においてどのように育成しなければならないのか考えを述べてください。そして,前述した内容をどのように理科指導を通して育むのか,単元を想定して単元全時間の指導概要(計画)と1単位時間を選び具体的な指導事例(案)を作成ください。  ※29年度課題 ※指導案は別レポート(後半 指導案)参照。 <批評>
  • 実験 日本 経済 小学校 社会 子ども 文化 学校 学習指導要領
  • 550 販売中 2017/05/02
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