特別活動研究の科目最終試験の解答例です。
勉強の際に役立てて頂ければと思います。
[S0529 特別活動研究 科目最終試験]
①学級活動における「係の活動」の指導の要点を説明しなさい。
学級活動は、学級経営の基盤となる活動であり、教師と子どもとの信頼関係を築く上で重要な役割を果たしている。平成20年版の新学習指導要領において、学級活動の目標は以下のように示されている。
学級活動を通して、 望ましい人間関係を形成し、集団の一員として学級や学校におけるよりよい生活づくりに参画し、諸問題を解決しようとする自主的、実践的な態度や健全な生活態度を育てる。
係活動は、係の内部だけの問題とせず、学級全体の問題としなければならない。児童は、「他の係にどのような協力が出来るだろうか」という視点を持つ必要がある。係活動における決まりを通して学級全体の決まりをつくり、学級の一員として学級の生活づくりに協力して取り組むのである。低学年の指導ではまず、どのような仕事が学級生活に必要であるかを発見させる。そして教師が適切な助言を行いながら、子どもたちがそれぞれの役割を決め、取り組むことが出来るよう指導することが大切である。中学年では、低学年での経験を生かし、創意工夫をして活動に取り組むことが...