高等学校国語科の学習指導案です。何度も指摘を受け訂正し、最終的に提出したかたちでの掲載となりますのでかなり完成度は高いと思われます。使用教材は漢文の『知音 呂氏春秋』桐原書店の教科書です。
国語科学習指導案
実施日:2012 年 6 月○日
学校名:○○高校
対
象:1 年 4 組(男子 12 名、女子 23 名)
指導教員:未定
授業者:○○
1.教科書名
2.単元名
桐原書店『探求 国語総合(古典編)』
故事 知音(呂氏春秋)
3.教材観
中国春秋時代に、伯牙という琴の名手がいた。伯牙の奏でる琴の音を聴き、伯牙のその
心を見事に理解するよき友、鍾子期が亡くなった。深い悲しみにくれた伯牙は、自分の琴
を理解してくれる者がいなくなったことを嘆き、琴の弦を断ち切って、二度と琴を奏でよ
うとはしなかった。このことから、
「知音」とは、自分をよく知る親友や恋人、親などを指
す言葉として使われるようになった。本文は、比較的平易な短文であるため、あまり苦手
意識を持たずに取り組むことのできる教材である。
本教材では、既習事項の復習やポイントとなる句法を押さえるだけではなく、伯牙と鍾
子期の人間関係や心情理解を、身近にいる友達や家族に置き換えて考えることで、故事を
身近に感じると共に、本教材への理解を深めさせたい。
4.生徒観
1 年 4 組は男子 12 名、女子 23 名、...