資料中の図表は全て他の文献からの引用物ではなく、自ら参加した実験結果に基づいて、自ら作成したものです。
参考文献はありません。図表は全て実験結果に基づく自作です。
放送大学 心理学実験2レポート
レポート課題:
系列位置効果に対する単語親密度の影響
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目的
数文字の名詞がリスト形式で1単語ずつ複数提示される場合、提示順序によって思い出せる確率が異なることは、系列位置効果と呼ばれ一般によく知られている。系列位置効果の中でも、リストの中盤に比べ、序盤が思い出しやすいことを初頭性効果と言う。また、リストの中盤に比べ、終盤が思い出しやすいことを新近性効果と言う。
当実験では、一般に「なじみのある」(親密度の高い)名詞と「なじみのない」(親密度の低い)名詞の2通りに統一されたリストを用意し、それぞれ系列位置効果の生じ方が異なるのかを判定する。「なじみのない」名詞のリストでは、系列位置効果に特段及ぼすであろう単語の特性がないため、一般に知られたとおりの系列位置効果が再確認される結果が出ると想定する。
しかし、「なじみのある」名詞は「なじみのない」名詞と比較して、記憶しやすい性質がある。よって、「なじみのある」名詞のリストでは、系列位置効果で覚えづ...