PK2080/明星大学通信教育部/英語科教育法1(1単位目)/合格レポート

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    資料紹介

    (問題文)
    江戸時代から現在に至るまで、日本における英語教育は、どのような教授法を用いて行われてきましたか。その概要を述べなさい。その上で、あなたが英語教員になった場合、どの教授法を用いて授業を行いたいかを考え、その理由を説明しなさい。

    参考文献
    『日本の英語教育200年』伊村元道著(大修館書店)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①日本における英語教授法の概要
     江戸時代の英語教授法は「会読」が代表的であった。会読とは、複数の生徒が集まり、担当の生徒が文章の内容を説明する。そして、他の生徒が質問して担当の生徒が答える質疑応答を中心とした共同学習である。音読の正確さは軽視され、日本語への翻訳に重点が置かれた。明治期に入ると慶応義塾のように新入生の増加が著しい学校では会読が廃止されて行った。
     明治期において、官立学校やミッションスクールでは発音・会話を重視する「正則」の英語を教え、私塾や私立学校では訳解を重視する「変則」を教えた。正則では正しい発音を身につけるが、意味内容の把握は軽視された。変則では意味内容の把握は深くするが、正しい発音・会話能力を習得することは出来なかった。正則・変則ともにバランスの悪い教授内容であったと言える。
     明治の終わりごろ、全課程を通じて英語で英語を教えるダイレクトメソッドが東京高等師範学校から始まった。翻訳は極力避け、絵を用いながら外国文化を広く教え、教科書の基本を必ず会話に応用させることを基本としたのである。しかし、この頃は訳読式の教授法が主流であった。教師の英語力、外国に対する文...

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