経済学概論第1設題

閲覧数1,912
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題 わが国において、1990年代に至ってあらわになった「景気の自律的拡張メカニズム」と「信頼の構造」とが壊されたという事態について、1)その実態を具体的に明らかにし、2)それをもたらした「源流」としての「構造改革」の思想・政策の核心的内容を説明せよ。
     今回、テキスト『景気とは何だろうか』を読み、その前半部分で、景気、「波」と表現された景気循環、景気の動きをとらえる代表的な三つの統計の見かたなど、基本的なポイントを押さえることができた。著者は景気循環面から「何によって拡張期が終了したか」という切り口で戦後経済を四つに区分し、④1997年以降に注目している。バブル景気、その反動不況、その後の緩やかな回復という過程を経て、振り出しに戻った日本経済に「問題」が生じた、と提起する。景気は1997年5月に後退期に入り、それは①市場経済の本質から生まれる力、②外部(海外)からの力ではなく、明らかに③政策の力、橋本内閣(1996年1月)による「財政構造改革」と「社会保障制度改革」という財政政策の変更が原因だと主張する。これが戦後初の意図せざる「政策不況」を招き、1996年秋の「金融システム改革...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。