資料:2件
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家族関係論−指定図書の学習レポートno.1
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□学んだこと
・昔と今:?昔は、家族制度としての父性が、母性原理とのバランスをとっていた。現在では、母性原理のみが働く形になってしまった。?現在は国際化によって、母性原理と儒教的倫理に加え、西洋の父性が入り、親も子も明確な倫理観を持てずにいる。?人間の古来からの行為には、深い意味があり、それを知ることで災害を避けられる。
・個人対個人:?現在は、家族の安定を築くために、家族成員の個性のぶつかり合いが必要である。?日本人は、一つの場に2人がとけこむことは得意だが、個人と個人の関係形成は苦手である。場の外からくる人は全て侵入者と感じる。
・母性原理と父性原理:?母性原理=何ものをも「包含」する機能。父性原理=「切断」する機能。分類。?どちらか一方が優勢で、片方が抑圧・無視される状態が多いが、バランスがとれてこそ、有効である。
・運命と意志:?親子関係は、「運命的」に決定された絶対的なものであり、夫婦関係は、両者の「意志」によって決まると考えられている。実際には、「運命」と「意志」という2種の力が働いている。親子で、互いを親・子と認め合うのは「意志」である。?夫婦では、「運命」の力が働き、無意識のうちに自分に合う人を選んでいる。
・相補性と共通性:相補性は、両者の発展のために必要、共通性は関係維持のために必要である。両者が適度にバランス良く保たれることが重要。
・バランス:?日本は、明確に言語化された社会規範はなく、「身内」とのバランスを保つための曖昧な規範をもつ。?父性原理・母性原理も、運命・意志も、相補性・共通性も、バランスが大事である。
・線と円:?人間は「考える」時、直線型の論理に頼りやすい。実際は、自分を中心とした円の内・外で動いている。?自分の円型の心理に気づき、円の中心に自分を置かないこと、円の輪を拡大すること、が課題となる。
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