乳児保育 現代の子育て支援と乳幼児期の発達・保育、保育の計画について
乳幼児期の子どもは、母親などの養育者による養護なしでは、生きていく事が出来ない。しかし、近年、少子高齢化が進み、共働き世帯が増え、子育てが個人の問題ではなく、社会的な問題となっている。政府は、総合的な少子化対策を推進してきたが、出生率が回復する兆候は未だ見らてれない。子育てを取り巻く状況も安心や安全が得られにくくなっている中、幼稚園や保育所に対するニーズも多様化し、保育の専門性を有する保育士に、子育て支援の役割が求められる様になってきている。
保育所保育指針の第6章では、保育所の特質や保育者の専門性を生かした保護者支援、家庭や地域の様々な社会資源との連携、子どもの最前の利益の考慮、保護者の養育力の向上などに結びつく支援などの役割が示されている。
核家族化、地域のつながりの希薄化、子育ての不安感・負担感の解消や子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安・悩みを話す場提供などに対応して、様々な子育て支援が実施されている。地域による子育て支援として、従来の地域子育て支援事業や集いの広場事業を再編し、児童...