健康指導法 子どもの遊びがどのように発達変化していくかを一つの遊びを例にあげて説明しなさい。
子どもにとって遊びとは、その活動が興味や関心を満たしてくれるものであり、その本質において楽しい活動である。何かの目的や手段ではなく、その活動自体が目的であり、他から強制されるものではない自発的で自由な活動である。
子どもは、周囲の環境から多くの刺激を感じ取り、興味や関心をもって関わろうとする。これは、自然な探究心の表れであり学習にはなっているが、子どもにとっては興味や関心を満たすための無目的な遊びに過ぎない。子どもの遊びとは、大人のように仕事や学習と区別して考えられるものではなく、遊びという活動が生活そのものなのである。また、遊びは子どもの精神発達に伴うものであり、様々な行動発達と深く関わり合っているといわれている。では、子どもの遊びがどのように発達変化していくのか、積み木遊びを例に幾つかの段階を追って説明したい。
子どもは、生まれて直ぐに自分から遊びだすのではなく、周囲の大人や他の子どもが遊ぶ様子を見ているという段階がある。積み木を高く積み上げたり倒したりして、楽しげに遊ぶ様子を見ること...