保育、教育の現場における音楽教育がなぜ必要なのかを述べよ。
保育、教育の現場における音楽教育がなぜ必要なのかを述べよ。
保育・教育の現場では、音楽に関する活動、教育が存在する。ここで行われる教育は、単に歌唱力や楽器の正しい演奏法など音楽的能力・技術を身に付けることのみを目的にして行われるのではない。それ以外にも身に付くと考えられるものは以下の五つである。
①音楽に対する興味・関心を養う
我々の身の回りには、テレビやラジオ、CDなどの音楽メディア、駅で電車の発着時に流れるものなど、音楽が溢れている。また保育の現場でも、音楽を活動の主軸としていない保育内容であっても、BGMとして音楽を流すことがある。このように普段の生活の中で耳にする様々な音楽から、子ども達は自然と音楽に対する興味や関心が養われてゆく。しかしながら、生活習慣・環境の違いによって、音楽への興味や関心に個人差が生まれると考えられる。また②で述べる感性や表現力を養うという点でも、興味・関心を養うことが必要となる。感性や表現力は、自己の意欲を元にして活動することにより培われてゆくものである。そしてその意欲を引き出すものが興味や関心である。このことから、保育者は音楽への関心を養うことが重...