教育心理学 子どもの「不適応行動」について述べよ。

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    教育原理社会福祉

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    子どもの「不適応行動」について述べよ。

     

    子どもの発達過程において、乳児期には欲求不満に起因した反抗やかんしゃくもちが見られることがある。そして、幼児期になると、親のところにいたいのに幼稚園や保育園に行かされる、このおもちゃで遊びたいのに他のこと取り合いになる等、毎日が欲求不満の連続である。その中で子どもたちは自分の欲求を押さえたり、環境に働きかけて状況を変えたりしながら適応してゆく。

    しかし、子どもが発達過程で欲求不満耐性や統制の能力をしっかり獲得できない場合には、たちまち周囲の人々や社会と衝突して問題を引き起こすことになる。すなわち、反社会的な行動とか非行とかいわれる問題行動である。この不適応行動の現れ方は2つに分かれる。

    1.反社会的不適応行動

    不適応行動の現れ方がそのまま外側へ向けて反抗する形になったことをいう。この場合、法律や社会習慣などの社会模範から逸脱した行動(援助交際、薬物乱用など)をとることになる。

    2.非社会的不適応行動

    不適応行動の現れが自らの内側にこもる形になった場合をいう。すると、引きこもりや無気力、不登校、自殺など周囲の環境や社会生活になじむ...

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