「最近の子どもには夢がない」と言われているのを耳にしたことがある。このようになったのはいつからなのだろうか。全国に85万人ものニートがあふれるこの時代。同時に,とりあえず仕事には就いていても,いまの自分には不満だらけ,バブル崩壊のあおりで極端な就職氷河期を体験し,夢を追い続けられなかったという20~30代も少なくない。しかし,未来ある小学生を子どもに持つ保護者としては,新聞やTVで報道されるようなネガティブ論ばかりに引きずられてはいけない。しかし,そう思いつつも暗いニュースを耳にすると心は揺れるであろう。目の前のわが子よりも,情報として語られるクールな子ども像のほうをリアルに感じてしまうことが...