スクーリング時に提出したレポートです。
児童・生徒から「死んだらどうなるの?」「どうすれば死が怖くなくなるの?」と問われたときどう答えるか。
「死んだらどうなると思う?」まず,私も子どもたちに質問するだろう。なぜなら,その子が「命」や「死」に対して,どのようなイメージを持っているのか知りたいからである。以前,雑誌の記事で「死んだらどうなると思うか?」というアンケート調査を読んだ。最も多い回答は,「死んでもまた何かに生まれ変われる」であった。「死んだ後天国などへ行ける」より断然多いのだ。現実の死よりバーチャル世界の死に触れる機会の多い子どもたちが増えているのだなと実感させられた。
また,ある中学生が新聞にこんな投稿をしていたこともあった。「道徳の時間に,死んだらどうなるのだろうと考えました。科学的には,骨だけが残り,あとは分子や原子に戻ってしまうそうです。はっきりいってショックでした。みんな天国に行くとか,生まれ変わるなどの想像をしていたのに。」
子どもからの答えにくい質問に対して,いずれ分かるだろうと適当に答えてしまうことも多い。特に「命」は大人でも答えに苦労する質問である。しかし,せっかく「命」や「死」について話し合う...