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「権力」と「尊厳死」について考える[東京学芸大学・教育学部・日本社会学・評価A]
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ギデンズによれば、「権力」とは「個人ないし集団の成員が、みずからの目的を達成したり、みずからいだく利害関心を促進することのできる能力」であり、「個人や集団がどれほどの権力を獲得できるかによって、他の人たちの願望を犠牲にしながらどれだけ多く自分たちの願望を実行できるかが決まるため、社会における葛藤の多くは権力闘争になる」という。一般的には、「権力」といった場合、国家権力を指すことが最も多いと思われる。
ところで、近年、「尊厳死」という言葉がさかんに使われるようになっている。「尊厳死」とは「安楽死」と並び称されることが多いが、実際には少し異なる。「安楽死」は、患者を死に瀕した耐えがたい苦しみから解放するために、他者が人為的に患者の死期を早めることであるが、「尊厳死」は、助かる見込みのない患者に延命治療をすることをやめ、人間としての尊厳を保ちつつ死を迎えさせることを指す。すなわち、「尊厳死」の場合に大事なのは、「自己決定権」をもとにした患者の「死の権利」の尊重なのである。
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自己決定権
ギデンズ
自己責任
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[早稲田・文学部・アメリカ史・評価A]
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〈問題〉
フーヴァーとローズヴェルトの恐慌に対する政策姿勢の相違について論じなさい。
〈解答〉
フーヴァーが大統領に就任して間もなく、大恐慌が起こった。彼は、景気循環の下降局面に海外的な要因が加わっただけだと考え、当初は楽観視していた。そして、実業界への信頼回復を最優先課題とし、経済界の協力と自主的行動に景気回復を委ねた。
しかし景気は悪化の一途をたどり、フーヴァーは仕方なく政府の権限を拡大した。1932年には復興金融公社を設立し、金融機関の救済に国家資本を直接導入した。それまでは各企業が自分で責任を負うのが当然とされていたので、この政策は画期的なものであった。さらに、連邦資金を州に貸し付けて公共事業に着手させ、失業者の救済をはかった。これもそれまでは州の仕事とされていたものだったので、新しい政策であった。また、連邦農業局を通じて農業協同組合に資金を貸し付けたりもした。しかし、これらの連邦政府の介入は、あくまで何かの機関を「通じて」であり、決して「直接」ではなかったことが、フーヴァーの政治姿勢をよく示している。
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玉川大学 通信教育部「図工科指導法」第1分冊 評価A
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<課題> 図画工作科教育で求める資質や能力
1.造形的な表現活動の意義や役割を「美術による教育」などの文言にも着目して明確に述べ,図画工作科の目標や構成する内容などについて具体的に明らかにしなさい。(1000字)
2.図画工作科の学習を通して資質や能力を高めるために,各学年の目標や内容を明らかにし,指導に当たっての配慮事項などについて自らの体験を加えて考究しなさい。(1400字)
※28年度課題
〈批評〉課題1は文言に即して誠実に記述されています。課題2は自分の体験を効果的に引用して説得力のある論述になっています。
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