問題1
原始反射
「原始反射」とは、人間がもともと生まれ持っている運動反応をさし、胎生5ヶ月前後から急激に発達し、大脳より下位にある脊髄や脳幹が支配している反射である。
おもな原始反射には、把握反射・歩行反射・吸綴反射・緊張性顎反射・共鳴反射・モロー反射があり、原始反射は生後、成長するにつれてなくなっていくが、その時期には個人差もかなりある。
脱水
人間の体の60%はみずで出来ており、それを一定に保つために摂取する水分量に応じて腎臓が尿の量を調整し、調整する仕組みになっている。その限度を超えて、水分摂取量が少なかったり、排泄される水分量が増えた場合、体内の水分量が不足する「脱水」症状となる。
細胞内液が10%以上減少すると、さまざまな機能障害、循環障害、細胞の萎縮などの症状を呈する。
免疫
自己の構成成分以外の非自己を生体から排除し、生体の恒常性を維持する基本的機能の一つ。
免疫には2種類があり、一つはもともと生体に備わっている免疫で、ありとあらゆる病原体に対応できるもので、非特異的防御機能と呼ばれる。もう一つはある特定の病原体に感染して得られる免疫で、一度記憶すると二度と忘れない特徴を持ち、特異的防御機能と呼ばれる。
日和見感染症
われわれの体を微生物の感染から守っている防御機能が、疾患や治療のために機能低下した場合、弱毒菌など通常感染を起こさない微生物が感染して病原性を表した場合、このような感染症を指す。感染を起こした患者は易感染宿主と呼ばれる。
ニューモシスチス・カリニ感染症、サイトメガロウィルス感染症、カンジタ感染症などがある。
統合失調症
精神疾患の一つで、精神科入院患者の約60%を占める。
症状は幻覚・妄想・思考滅裂・緊張病症状などの陽性症状と、意欲や自発性の低下、ひきこもり、表情や感情の動きが乏しくなるなどの陰性症状がある。
治療には抗精神病薬が用いられ、その再発防止効果は確立している。服用により、服用しない場合に比べて1年後までの再発率が2分の1に減少する。
問題2
(1)分時心拍出量 (2)喃語
(3)鼠径部 (4)白血球
(5)静脈血 (6)脳幹
(7)ランゲルハンス島 (8)大脳の視覚中枢
(9)歩行障害・姿勢反射失調
(10)交感神経 (11)伴性劣性
(12)二次性高血圧 (13)左脳
(14)白内障 (15)ベーチェット病
(16)ピロリ菌 (17)振戦
(18)間欠跛行 (19)意識障害
(20)個人因子
東海医療福祉専門学校 厚生労働省指定通信教育
学科 社会福祉科 学籍番号 氏名 レポート番号 220 科目 人体の構造と機能及び疾病 課題 レポート課題