問題1
(1)類型論と特性論
類型論では人の性格をなんらかの型にまとめて分類する。特性論は人の持つ様々な態度や行動に注目する考え方である。
類型論は見る側からすると簡単に解り易い分類であるが、性格を型として見るため、クライアントを個人として捉えた分類ではない。
特性論は共通特性と個人的特性に分け、その共通特性の量的な違いで分類する方法である。こちらは共通特性だけに注目するため、個人的なユニークな特性を無視してしまう可能性がある。
(2)達成行動の原因帰属
達成行動の原因帰属について、ワイナーはその要因を能力・努力・課題の困難度・運に分類し、それを個人の内的要因と外的要因の内在性次元と、安定的・不安定という安定性次元の2次元に整理している。
内在性次元は「価値」と関連し、安定性次元は「期待」と関連する。
これらの組み合わせにより原因帰属が規定されるが、それは達成動機のもち方にも影響し、次の行動への意欲・期待を左右する。
(3)PM理論
リーダーシップを目標達成(P機能)と集団維持(M機能)の2つに分類して捉える理論。
P機能は、集団目標を明確にし、計画・方法を具体化し、仕事の遂行に向けてメンバーを動機づけ、結果の評価、集団の目標追求と作業の実現を促進すること。
M機能は、メンバー間のコミュニケーションや人間関係を良好に保ち、集団の魅力や士気を高め、集団をまとめ維持こと。
両機能が高い集団行動は業種・職種を超えて効果的であるとした。
(4)ソーシャル・サポート
ソーシャル・サポートは、慰めや励ましといった情緒的サポート、サポートの受け手の態度に対して注意を傾ける評価的サポート、問題処理に対する実質的な援助を行う道具的サポート、問題処理に役立つ情報提供を行う情報的サポートの4つに分類される。
ソーシャル・サポート・ネットワークはその人を取り巻く重要な他者からのさまざまな援助であり、ネットワークが大きくなるほど、サポートの質量は増加するとされる。
(5)人格検査の質問紙法
YGPI法は10項目120の質問から成り、大正範囲も広く、手軽で多面的であるが、虚偽尺度を有さず、被検査者の意図的な反応歪曲に弱い。
日本版MMPIは550項目からなり、妥当性、臨床尺度に分かれ詳細な検査が可能であるが、その量のため、被検査者に大きな負担がかかる。
日本版CMIは12の身体、6の精神項目から成り、項目順で並び、抵抗なく受けられる。心身症や情緒障害の発見の手掛かりとなるが、強迫心身症や恐怖には向かないとされている。
問題2
達成動機
知覚的体制化
条件づけ
作動記憶
発散的
リーダーシップ
愛着
モラトリアム
対人相互反応の質的障害
情報伝達の著しい異常または発達障害
活動と興味の範囲の著しい限局性
HDS-R
認知的評価
恒常性維持
タイプA行動パターン
83
新版K式発達検査
感情の反射
表明内容の繰り返し
感情の明確化
東海医療福祉専門学校 厚生労働省指定通信教育
学科 社会福祉科 学籍番号 氏名 レポート番号 230 科目 心理学理論と心理的支援 課題 レポート課題