2つの設題を合わせたファイルです。
1.主語を先行詞にした非限定の関係詞文句と分詞構文とを比較検討しなさい。
2.条件文句に用いられたwere to叙想法と叙想法未来(叙想法代用のshould+原形不定詞)とを比較考察しなさい。
第1設題
主語を先行詞にした非限定の関係詞文句と分詞構文とを比較検討しなさい。
関係詞には、関係詞の前にコンマ(,)を置かない限定用法と、関係詞の前にコンマを置く非限定用法があると一般的に言われている。そして、「限定文句には様々な種類があるが、非限定文句は一様である」という考えが日本の英語教育の中では通例であるという。しかし、これは全くの誤信であり、非限定関係詞文句は大別して3種類に分けることができる。
①挿入句的非限定関係詞文句:先行詞の後に挿入され、その内容を詳しく描写する文句のこと。そのため、描写的非限定関係詞文句とも呼ばれる。これが、題意の「主語を先行詞とした非限定の関係詞文句」である。
例)This tale, which is recorded by a later diarist and may possibly be an invention, has the ring of truth in its very succinctness. (M. Mc Carthy)
②継続的非限定関係詞文句:先行詞を受けてさらに話を進めていく文句のこと。これは独立した「単一文句」、ま...