「生命の誕生から動物・植物への分化、および進化について述べよ。」
今から約46億年前、地球は誕生したと考えられており、約40億年前に生命が誕生したと考えられている。では生命の誕生までに地球にどのような出来事があり、生命は生まれてきたのか。また、その生命が地球とともにどのような進化、分化をとげてきたのか。当レポートでは生命の定義から始め、生命の歩みについて述べていく。
1、生命とは何か 「生命」という言葉はあらゆる分野で使われており、ここでは生物学における見解からの定義を引用したい。「生命の内部では物質交換と外部との物質のやりとり(代謝)、および同じ型の個体の再生産(遺伝と生殖)があるもの、またそのような性質を持つ最小の単位が細胞であるので、細胞を生命の最小の単位と見なし、それから構成されるものに生命と認める」と考えられている。
2、生命の誕生 生命は海の中で誕生したと考えられている。しかし、どのようにして生まれてきたかという論説については、時代、思想、背景などにより様々な説がある。生命の起源における最初の学説はアリストテレスが唱えた「自然発生説」である。「生物は無生物から自然...