腰部・骨盤帯方略

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    腰部・骨盤帯方略
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    はじめに
    腰部・骨盤帯の解剖学的特性について述べ、歩行におけるバイオメカ二クスについて報告する。
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    解剖学的特性
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    仙腸関節
    仙腸関節は滑膜性関節あるいは可動結合に分類される。
    腸骨と仙骨関節面の比が1:3。
    関節包は2層から成り、外層の線維層は、豊富な線維芽細胞、血管とコラーゲン線維を含み、内層は滑液層である。
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    前仙腸靱帯
    前仙腸靱帯は、仙腸関節を形成する靱帯の中で最も弱い。
    臨床的には仙腸関節の過度な運動で、この靱帯は例外なく弱体化し、しばしば痛みの原因となる。
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    長背側仙腸靱帯①
    PSISの尾方で厚い靱帯として直接触診することができる。
    内側では、脊柱起立筋の腱膜と胸腰筋膜の後方深部に付着する。
    さらに深部では、長背側靱帯と多裂筋との連結が認められている。
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    長背側仙腸靱帯②
    仙骨の運動やこの靱帯につながる筋の収縮により、この靱帯の緊張は高まる。
    仙骨が起き上がると、靱帯は緊張を増す。
    仙骨がうなずくと、靱帯は弛緩する。
    脊柱起立筋の収縮はこの靱帯の緊張を増加させ、広背筋と大殿筋の収縮は、緊張を減少させる。
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    仙結節靱帯
    大殿筋の収縮は仙結節靱...

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