2011年度の試験対策です。
スピーチの指導について、テキストの内容の重要な点を箇条書きで示すとともに、それを支える具体的な例を示して説明しなさい。
スピーチの指導は、「スピーチで話す事柄の指導」だけで終わるのではなく、以下の4つの観点にも着眼しなければならない。
スピーチの形を理解させる指導
スピーチに必要な事柄をいくつかに絞り、順序立てて話すことが必要である。その為には、話したいこと(説明・報告)を頭括型で話すことや、「はじめ」「つぎに」などの言葉を使って話すこと、必要な所では理由や根拠を付け加えて話すことなど、スピーチの形を理解させることが大切である。
話し手への指導
パブリックスピーキングの形を求めるスピーチにおいては、本来的には生活言葉ではなく、授業言葉での言い回しが期待されることになる。しかし、画一的に授業言葉に置き換えさせるのではなく、その教室の状況や、話題との関係から導かれる適切な言い回しを考慮して指導することが必要である。徐々に生活言葉による言い回しから、授業言葉による言い回しに移行していくことが望まれる。
言い回しの適切さは、誰に話すかということに大きく影響される。学校内であっても、普段の学びの...