2011年度の試験対策です。
1.平成20年版学習指導要領(図画工作)に示された「指導計画作成上の留意点」について概説すること。その際、具体的に3つ以上の留意点を示して、それぞれについて説明すること。
指導計画作成は、図画工作科の目標及び内容を十分理解した上で行う。その際、図画工作科の系統性に配慮することは当然であるが、計画的に他教科等との関連も図っていく必要がある。また、児童や学校の実態に対して柔軟に対応していくことも不可欠である。
①共通事項の指導
今回の改訂で新設された[共通事項]は、児童が実際に「感性を働かせ」ている具体的な姿として示されている。指導計画を作成する際には「A表現」及び「B鑑賞」を関連させた題材や、児童が自分なりの感覚や活動を通して造形要素をとらえることができる題材を配列する必要がある。1年間の継続した指導を通して、効果的に指導できるように留意する。
②共同してつくりだす活動
今回の改訂により言語活動の充実が図られている。児童が友達と共同で表現活動を進めることによって、活発なコミュニケーションが生まれる。発想や構想の場面では互いにアイデアを伝え合い、表現が進む場面では感じたことや考えたこ...