投資はプロだけが行うものではなく今や個人においても重要なものとなった。しかし知識なく投資を行うのは危険でありその際の基礎的な知識が必須である。投資と投資商品について概観する(約4600文字)
投資と投資商品について
はじめに
投資とは将来的な利益を得る目的で、不動産、証券、事業などに資本を投下することをいう。経済学では生産手段を増加させることをいい、若干意味が異なる。お金を増やす方法で類似のものに貯蓄、投機、ギャンブルがあるが、それぞれと投資とは性質が違う。
預金に代表される貯蓄は元本に対してあらかじめ約束された利子が支払われ、期間がすぎれば元本も返済され安全性と確実性を備えている。投資では事前に結果は約束されない。投機は目先の利益や一過性の動きに乗るもので投資に比べて期間が短期である。ギャンブルは投機よりさらに瞬間的であり運や勘に結果が左右され、費やしたお金をまるまる失う可能性も高い。
投資では収益の目安や投資期間をあらかじめ決め、市場動向などを見極めながら投資先を決めて数年から数十年単位の長い時間をかけて回収をはかる。数十年先のことはどうなるのか誰にも予測することは出来ないが、原則を学べばある程度のリスクコントロールは可能である。正しい知識を身につけるべく、初歩的な投資の原則と金融商品の特徴について理解することを本稿の目的とする。
投資の原則について
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