佛教大学英米文学科B合格レポート
『主語を先行詞にした非限定の関係詞文句と分詞構文を比較考察しなさい』
非限定の関係詞文句は学校では高校の1学年目で登場する。この際に、表題の分詞構文との混同が見られる場合がある。そこでこのレポートでは、それぞれをまとめ、比較しながら論じてみたい。
【非限定関係詞文句】
高校英語の学習の際にも、「非限定文句(Non-Defining Relative Clause)は一様である」という誤信を持って指導される場合がある。ここでの文句(clause)とは、「節」と呼ばれるがここであは「文句」と表現させていただく。まず関係詞とは先行詞の後に挿入される「文中で形容詞に相当する働きをする形容詞相当文」である。それらが、非限定文句として用いられる場合次の3つに大きく分けられる。
挿入句的非限定関係詞文句
挿先行詞の後に挿入され、その内容を詳しく描写する文句。特に、文の主語を先行詞としたこの「挿入句的非限定関係詞文句」では、次の様に「譲歩」や「理由」等の「含意(言外の意味)」が出て、意義上副詞文句相当語句になることが多いことに留意する必要がある。
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