聖徳大学 通信 神経心理学 3

閲覧数2,399
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員3,300円 | 非会員3,960円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2課題 第3設題
    Split Brainとはどのような状態かを説明し、さらにラテラリティの研究法について論述せよ。 
     Split brainとは、左右大脳半球を繋ぐ脳梁を切断した状態を指し、左右大脳半球間の差異を研究するラテラリティの研究では、瞬間提示法や両耳分離聴などの方法を用いた健常者との比較によって、一方の大脳半球が他方の大脳半球よりも優れることが認められた。

    Split brainは離断脳、分離脳とも呼ばれる。てんかん患者の脳梁を切断すると症状が改善することから、てんかん治療に用いられた。脳梁をはじめとする左右の大脳半球の間を繋ぐ交連線維を外科的に切断した状態である。この状態では左右大脳半球は相互に独立した状態で存在しているということになる。スペリーらの分離脳研究では,左右半球間の連絡が絶たれたために生じる症状が報告され,さらに左右大脳半球の機能分化に関するラテラリティ研究で多くの知見を残した。

    瞬間提示法は、左右半球に繋がっている視覚神経のうち、一側の視野に視覚刺激を瞬間提示することで、一方の半球にのみ視覚刺激を入力させるものである。

    このとき、例えば「ハサミ」を分...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。