聖徳大学 通信 発達心理学Ⅰ 第1課題 第1設題

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聖徳大学発達心理学

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第1課題 第1設題

人の発達における初期経験が及ぼす影響について論じなさい。

動物学者のローレンツはimprinting(刻印付け)という初期経験の効果を発見した。この結果生じる事態は、不可逆的であり、後の環境は無関係であることを見出している。また、その学習が生じる期間は限られるという臨界期という概念を生み出した。これは主に鳥類に見られる行動である。人間の場合、能力獲得には社会、文化、環境などの多くの要因が関与するため、生物学的要因のみによって決定される比重は相対的に小さく、これを人間にそのまま適用することはできない。しかし、発達初期に劣悪な環境条件、とくに温かい養育関係の欠如(maternal privation)またはその喪失(maternal deprivation)は発達遅滞、その他の永続的な悪影響を及ぼす可能性がある。こういった初期経験が及ぼす影響は、出生直後から長期にわたって発達環境が極度に貧困な状況に置かれた社会的隔離児によって見出すことができる。

彼らの隔離状況は同一ではない(単独、兄弟、一卵性双生児、聾の母親、動物など)が、救出時の状態には非常に共通点がある。テ...

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