国語科教育法・最終試験対策6問に関する要点をまとめています。
① 音声言語指導の特質について
(1)「話すこと・聞くこと」の指導について
新学習指導要領では、話題設定や取材に関する指導事項として、「身近なことや経験したことなどから話題を決め,必要な事柄を思い出すこと。」(低学年)、……
① 音声言語指導の特質について
(1)「話すこと・聞くこと」の指導について
新学習指導要領では、話題設定や取材に関する指導事項として、「身近なことや経験したことなどから話題を決め,必要な事柄を思い出すこと。」(低学年)、「関心のあることなどから話題を決め,必要な事柄について調べ,要点をメモすること。」(中学年)、「考えたことや伝えたいことなどから話題を決め,収集した知識や情報を関係付けること。」(高学年)と系統立てて取り上げている。
また、話すことに関する指導事項として、「姿勢や口形,声の大きさや速さなどに注意して,はっきりした発音で話すこと。」(低学年)、「相手を見たり,言葉の抑揚や強弱,間の取り方などに注意したりして話すこと。」(中学年)、「共通語と方言との違いを理解し,また,必要に応じて共通語で話すこと。」(高学年)を目指している。
そのような方向性の中で、「話すこと・聞くこと」の形態や指導方法として、スピーチ・対話・討論という3つの具体的な言語活動がある。
スピーチは、児童の考えたり感じたりしたことを声として聞き手に届けることが大切である。「話すことがら」の...