倫理 3,200文字レポート清書 終

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     「幸福と理性の関係について述べよ」
     私的解釈において幸福とは、度合いがあり、また受けるための条件も変わってくる。
    一般的な幸福とは、欲求不満の解消である。この欲求の中でも特に衣食住の三大欲求の不満解決により受ける幸福は、とても小さいが容易である。つまり、三大欲求が満たされているならばそれが幸福な状況であるともいえよう。
    別の幸福の状態を考えてみる。人が幸福と感じるのは、欲求が満たされた時だけではない。楽しい事や、嬉しい事があった時、つまり心がプラスである時も幸福と感じられよう。
    幸福とはなにか、昔の哲学者たちが幸福について考えた幸福論がある。
     紀元前341~270年、古代ギリシャの哲学者エピクロスは、「幸福=快楽=善」と考えた。彼は、幸福とは「快楽」を追求することであり、肉体的、感賞的快楽ではなく、心の平静(アタラクシア)であり、精神的、知的快楽の事であると説いている。また、その幸福を得るための理性の役割とは、理性に従い真の快楽を選び苦痛を避けなくてはならないと言っている。かれの幸福論に「もしある快を味わうことで、後に身体に苦痛が生じたり心の平静が乱されたりするならば、その快は味...

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