2年がかりで勉強することとなり、やっと合格しました。
課題:真理関数の理論と量化理論を説明せよ。また、両者の相違点を説明せよ。
はじめに
真理関数理論と量化理論はいずれも、演繹的推論において欠かせない推論方法であるこのレポートでは、第1章で真理関数理論、第2章で量化理論について、実際の推論などもあげながら特徴を説明し、また第3章では、両理論の違いについて補足を加え説明すことを目的とする。
第1章1:理論の概説
真理関数理論とは、a)文の真偽、b)文どうしの接続のしかた、の2点をもとに、文や推論を記号化し、その真偽と妥当性を分析するものである。扱う文は、真偽を述べうる対象としての平叙文だけである。…(1)
また記号化の際は、文の意味内容は無視し、真偽についてのみを分析の対象とする。
この"真偽"を、真理関数理論では「真理値」という。そして「この文のについて、真偽を論じられる」ということを、「この文は、真・偽を論じられる」ということを、「この文は、真・偽という真理値をもつ」と表す。…(2)
ある文が真ならその真理値は「真」、偽なら「偽」となる。この捉え方は文や推論を記号化し、関数にみたてて分析するのに大いに役立つ。なお、真は「...