生徒指導
1単位
「生きる力」「自己指導能力」を育成する生徒指導の観点に立ち、子どもたちを取り巻く現代社会の急激な反毛や児童期の成長発達を踏まえ、どのような学級づくり(学級経営)が考えられるかをまとめなさい。その際、学校における「家庭・地域との連携、協力」による指導の取り組みにも考慮しなさい
敗戦、そしてその後の高度経済成長を境に、日本の社会は大きく変わり、そし今も激しく変わり続けている。その特徴的な変化として学歴社会、高度情報、大量消費、許容、格差社会が挙げられる。
その影響を受け、児童の日常の生活も大きく様変わりしてきた。現実にはテレビ、携帯型ゲーム機、パソコンなどの普及によって、外遊びが内遊びに変わり、多人数で群れての遊びが一人もしくは少人数での遊びへと変化を見せている。また、高学歴志向社会の現代において児童はひたすら学歴街道を走らされ、親の過保護、過干渉のもとで直接な体験を通して学ぶ生活体験や自然体験の機会が減り、自己と正対し、苦しいことやつらいことを乗り越える経験も不足してきた。学校、家庭、地域において子どもたちの活動の世界は狭くなり、日々の生活の中で、友だち、家族、地域の...