国際金融論 分冊2

閲覧数1,807
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    BIS規制とは国際業務を行う銀行に対する規制(自己資本に関する国際統一基準)であるが、これがなぜ必要とされるのかについて論じる

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    はじめに、BIS規制の定義だがBISとは国際決済銀行(Bank for International Settlements)の略で、

    中央銀行間の通貨売買(決済)や預金の受け

    入れなどを業務としている組織。1930年に第一次世界大戦で敗戦したドイツの賠償金支払いを統括する機関として設立された。本部は

    スイスのバーゼル。第二次世界大戦後は中央銀行間の国際金融強調の場となっている。

    BIS規制だが銀行の自己資本比率に関する規制、「自己資本の測定と基準に関する国際的統一化」(バーゼル合意、いわゆるBIS基準、BIS規制)は、1980年代に金融自由化を進めた米国で、1984年に大手銀行であったコンチネンタル・イリノイ銀行が破綻し、この影響が国際的な銀行間取引を通じて海外にも波及しそうになったことの反省から生まれた。

    投融資などのリスク資産を分母、普通株や内部留保などの自己資本を分子として自己資本比率を計算し、一定割合を上回るように銀行に義務付けることを1988年にバーゼル銀行監督委員会が公表した。

    次に、BIS規制導入に至った経緯と必要性について考察する。

    1980年(昭和55年...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。