[1105]心理学 近畿大学通信教育レポート[平成25年4月~平成27年3月]

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    資料紹介

    1.生涯発達心理学および発達課題の観点から、老年期の特徴を説明しなさい。

    2.「学習理論」について、一人の学者の理論に焦点を絞って説明しなさい。
    どの学習理論を選ぶかは自分の関心で選ぶこと。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設題1については、まず心理学的な発達の意味を理解しておく必要がある。一般的に発達とは、能力の向上や身体の成長をイメージしている。そのため、成熟した後は、加齢とともに衰退していくものと考えられる。しかし、心理学上では、人間の誕生前後から死に至るまでの一生の変化を発達と考える。なぜなら、人間は、加齢とともに衰退していくのではなく、社会への適応能力の向上や、心の成熟などの能力が向上すると考えられるためである。能力が向上しているのだから、衰退ではなく発達となる。

     発達の一般的な特徴として、発達は一定の順序に従って発生する。これを発達の順序性という。この順序に乱れがある場合、発達の異常が疑われることがある。次に、発達の方向性がある。身体発達の場合、頭部から尾部、脚部への方向に発達が進む。このことを発達の方向性という。また、発達の速度は部位や側面によって一定ではないことも特徴として挙げられる。これを発達の異速性という。最後に、発達には、その発達を行うのに有効な時期があり、その時期を逃すと発達が困難になることもある。これを発達の臨界期・敏感期という。

    人間の発達は、顕著な特徴を手がかりに、発達...

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