[3021]保険法 近畿大学通信教育レポート[平成25年4月~平成27年3月]

閲覧数3,981
ダウンロード数34
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    保険契約と片面的強行規定について論じてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.保険の目的

     保険は、火災や交通事故、海難、死亡、損害等、人の経済生活お安定をおびやかすおそれのある「偶然の事故」に対処するための制度である。

     保険は、保険契約者が保険料を支払い、保険者がそれを資金として、事故発生時に、その保険料から保険金を支払う。つまり、保険者が保険料を適正に維持管理しなければ、保険という制度が成り立たない。

     さらに、比較的専門知識の低い保険契約者に対して、高度な専門知識を持つ保険者が、自らの利益のための行動した場合、その影響は非常に大きい。そのため、保険契約者と保険者が対等の条件で契約等を行うことができるよう、保険法が制定されている。

    2.保険契約について

     保険契約とは、保険関係を発生させるための契約である。保険法では、損害保険契約、生命保険契約、傷害疾病定額保険契約に分けることができる。

     損害保険契約とは、保険者が一定の偶然の事故によって生ずることのある損害を填補することを約束する(保険法2条6号)契約である。

     生命保険契約とは、保険者が人の生存または死亡に関し、一定の保険給付を約束する(保険法2条8号)契約である。

     障害疾病定額...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。