勘定科目を貸借対照表勘定、損益計算書勘定に分類して体系的に説明する。なお、特殊な勘定についても説明する。
簿記論Ⅰ 分冊1「勘定科目を貸借対照表勘定、損益計算書勘定に分類して、体系的に説明しなさい。なお、特殊な勘定についても説明しなさい。」
勘定科目を貸借対照表勘定、損益計算書勘定に分類して体系的に説明する。なお、特殊な勘定についても説明する。
勘定科目の分類には、記録の発展(人的勘定・非人的勘定)、実在高(実在勘定、名目勘定)、資本等式(財産勘定、資本勘定)などからみた分類がある。一般的な勘定組織による勘定科目の分類は、企業会計原則に従った財務諸表からみた場合の貸借対照表勘定を示すと下記のようになる。
貸借対照表勘定は資産、負債、資本に大別され、資産には流動資産、固定資産、繰延資産がある。流動資産は、当座資産、棚卸資産に分類され、当座資産の勘定科目として、現金、預金(当座預金、普通預金、定期預金、通知預金、郵便貯金など)、受取手形、売掛金、貸倒引当金、有価証券(一年以内に処分する目的で所有するもの)、前払金、前払費用、未収収益、短期貸付金、未収金、立替金、仮払金がある。棚卸資産の勘定科目としては、商品、消耗品費、材料、仕掛品がある。固定資産は、有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産...