2011年3月提出の佛教大学、通信教育課程、教育方法学、第2設問のレポートです。A判定でした。
現在は情報社会さらには知識社会と呼ばれているが、その社会にあっては知識を扱う教育は極めて重要である。基礎基本の学力と教育格差と経済格差との関連について論ぜよ。また格差問題を解決するうえで教育方法はどのようにあるべきか。
⇒現代の社会においてのキーワードとして「情報化」・「生涯学習」が頻繁にメディアからも聞こえてくる昨今であるが、この二つのキーワードは教育においても重要視され始めている。多様な情報にアクセスする機会・教育を受ける機会が均等に与えられていた時代は終りを迎え、今や求めれば求めるだけの情報と機会を得ることができる社会が形成されつつある。小学校から大学、果ては大学院までが選択肢として存在し、大学を卒業後通信教育にて教員免許取得を目指す私自身のように通信制大学、放送大学を介して、または溢れるほどに与えられているマスコミ・出版物からの情報を基にして、学びたい時に学びたいものを学習できる時代が到来しているのだ。
行政においても人々の学ぶ意欲を支援する制度を整えつつある一方、学校教育においても「教育改革」の名の基に、学習の仕組みをこれまでの学習指導要領に沿った全国画一的な従来の知識伝達方...