06302_外国法概論1_第2課題_2018

閲覧数3,760
ダウンロード数17
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    中大通教合格レポート(B評価)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    2018年度 外国法概論1 第2課題
    外国法概論1 第2課題 2018年度
    ”エクイティの誕生とその発展”
    1 コモン・ローの体制とエクイティの誕生
     コモン・ロー(普通法)とは中世英国に起源をもつ法体系である。1066年のノルマン
    征服以降に英国に根付いた封建制度と中央集権体制は司法の分野にも及んだ。巡回裁判制
    度や裁判所の体制の確立により、「王国の一般的慣習」に基づき国王の裁判が行われると
    いうコモン・ローの概念が確立した。財務裁判所、民訴裁判所、王座裁判所の3つのコモ
    ン・ロー裁判所が王会から分離し、コモン・ロー体系を発展させた。
     コモン・ローの下に訴訟を提起する際、大法官府の令状発給が要求されており、権利侵
    害に対する救済の体制が用意されているかが焦点となっていた。大法官による令状発給の
    範囲は漸次拡大されたが、15世紀頃に大法官府発給の令状であっても、コモン・ローの
    原理に反するものはそれを無効にし、コモン・ロー裁判所は原告を救済しないという慣行
    が確立される(「コモン・ローの硬化現象」、新井、71頁)。
     コモン・ローによる救済が望めない原告は、司法権の源泉であ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。