中央大学 通信教育 法学部 2014年度 民法3(債券総論) 第2課題 合格レポート 評価「A」

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    民法3(債権総論)
    第2課題
    次の概念について、それぞれ300字程度で説明しなさい。
    (1)損害賠償額の予定
    (2)種類債権の特定
    (3)弁済による代位
    (4)弁済の提供
    (5)不真正連帯債務
    (1)損害賠償額の予定
    当事者は、債務の不履行について損害賠償の額を予定することができ、この場合、裁判
    所はその額を増減することができない(民法420条)
    。この制度は主に以下のような機能
    を果たしている。①債権者の立場からすると、債務不履行に基づく損害賠償を請求するた
    めには、債権者が損害を証明しなければならないが、実際にはその証明が困難である場合
    も少なくないため、損害賠償額を予定しておけば、その証明の困難性を除去することがで
    きる。②債務者の立場からすると、債務不履行をした場合のリスク計算が容易になる。損
    害賠償額の予定については、裁判所の裁量による賠償額の増減が許されてにないが、判例
    は、このような場合であっても、過失相殺(民法418条)による予定賠償額の増減をす
    ることはできるとしている。
    (2)種類債権の特定
    種類債権においては、同種の目的物が市場に多数あるが、履行の段階では債務者の...

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