S0534 教育相談研究のレポートです。
参考にしてください。
『学校カウンセリングの意義、方法およ
び今後の課題について述べなさい。』
現在、学校現場においていじめや不登校、学級崩壊などの問題が多発し、これらの問題への適切な対応が求められている。子どもたちの心情をよく理解し、適切な指導や援助を行っていくための一つの手段として学校カウンセリングが必要となっている。
カウンセリングには大きく分けて二種類ある。一つは治療的カウンセリングであり、もう一つは発達援助的カウンセリングである。治療的カウンセリングは、クライエントに対してカウンセラーが専門的な知識と技術を用いて、患者の症状や病気を治療することから、専門的カウンセリングということができる。一方、発達援助的カウンセリングは治療することが目的ではなく、子どもの人格がバランスよく発達を遂げるよう援助することを目的としている。それゆえ、学校カウンセリングといえばこの発達援助的カウンセリングをさす場合が多い。
学校カウンセリングで対象となる児童生徒の場合は、心の中の三重の構造であるイド(快楽を求める心)・自我(自分の行動を決定する心)・超自我(理想の姿を求める心)の関係は常に流動的であり発達的である。...