薬理学の講義ノートです。講義内容のメモなので、必ずしも薬理学全体が網羅されているわけではありません。
(薬物動態学)
コンプライアンス、吸収、分布(脂溶性 脂溶性でなければCNS→タイトジャンクションBBB、脂肪)、代謝、排泄→個人差有
□吸収
・非イオン分子の拡散:Fickの法則;移動率=濃度差×透過係数/厚さ×面積
・Henderson-Hasselbalch の式:pH=pKa+log非プロトン化分子/プロトン化分子
※尿のpH操作で毒物の早期排出ができる→アルカリで弱酸を排出
□分布容積volume of distribution 別名みかけの分布容積
(Vd)=生体内全薬物量/血中濃度
薬物量X を投与 濃度をc とすると分布量はVd
むしろX=Vd*C これは一次コンパートメントの特徴
C がどんどん小さくなればVd がおおきくなる ex.すぐに中枢に取り込まれる
逆に血中に多く存在するとVd は小さくなる 血漿タンパクに結合しやすい
Vd によって薬物結合量は変わってくる(アルブミン、肝炎、肝硬変、ネフローゼなど患者のバックグラウンド)
□クリアランス
・Cl=単位時間あたりの排泄量(除去速度) [g/hour]/血中濃度[g/L]=[L/ho...