設題名
『小学校において教育相談をおこなう場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明せよ。』
佛教大学通信教育部の2010~11年度のレポート課題に沿って作成しております。
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『小学校において教育相談をおこなう場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明せよ。』
不登校とは、登校していないという意味であるが、欠席という用語が1日単位で用いられるのに対し、不登校という語は、ある任意(不特定)の時期について使われることが多い。文部科学省の定義では「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しないあるいはしたくともできない状態にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)をいう。」とあり、年間欠席日数が30日以上とされている。
我が国おいては義務教育制度のため、住民票がある学齢期の子供は、自動的に小・中学校などの学籍を得られ、就学できる。しかし、その場合でも長期欠席が急増するなど、いわゆる不登校問題が拡大し、大きな課題となっている。要因として、疾病や停学などの物理的要因以外にも、いじめや学業不振などの教育問題や、学校価値の絶対的・相対的な低下に伴う魅力減少など様々である。
高等学校の場合、義務教育でないため不登校が問題化されにくい。例えば、中途退学という形で、学校からドロップアウトする例...