英語科教育法Ⅳ

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    errorsとmistakesとの違いとは何であろうか。その違いを明確にするため、あるフランス人英語学習者の作った文章を例に挙げて分析していく事とする。

    先ず、errorとは学習者が語法や文法についての正しい知識を有していない、若しくは誤った知識を有している場合に発生するもので、学習者自信が間違いに気づき正しい知識を習得するまで同じ誤りを発生させ続ける。一方でmistakeとは、正しい知識を有していながらも、

    学習者が偶発的に時に犯してしまう単発的な誤りの事を指し、自ら確認と訂正をする事が可能である。つまりerrorとは知識・ルールの欠如による永続的な誤り、mistakeは一時的・偶発的な誤りと定義づけることが出来る。

    具体例を挙げると、フランス人学習者の文章の中でThe big of them contained a snakeと動詞の過去形を正しく使っている一方で、同文章の中でThe basket contain a snakeと過去の時制にも関わらず現在形を用いるという誤りを起こしている。従って、この例では過去形を用いるという知識は有しているものの、その時のうっかりした間違...

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