資料:3件
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政策科学 「地球温暖化問題と温室効果ガスの関わり」
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1. はじめに
現在、全世界で問題になっている地球温暖化問題は、二酸化炭素などの温室効果ガスが原因とされている。そのため、京都議定書で各国の二酸化炭素排出量削減目標を定めるなどの対策が行われている。2005年2月に発行した京都議定書によれば、日本では2008年から2012年までの温室効果ガス排出量が、基準の年となる1990年から6%削減することが目標となっている。この目標を達成するため、政府が主導となって「チーム・マイナス6%」という大規模な国民的プロジェクトが推進されている。京都議定書の目的は、このような対策を世界で協力して施すことによって、地球温暖化問題を食い止めようというのである。
しかし、本当に二酸化炭素排出量を削減することは可能なのだろうか。地球温暖化問題の原因が人為的なものであるのならば、二酸化炭素の発生と人間の活動も関係があるので、今後の人間の活動内容によって二酸化炭素の排出量が左右され、地球温暖化問題が改善するか深刻化するかどうかが決まってしまう。
二酸化炭素排出量と人間の活動との関係を調べれば、どのような要因が二酸化炭素排出量の増加に関係しているのか、また今後二酸化炭素排出量を削減していくことができるのかどうかが分かるかもしれない。
本レポートでは、人間の活動の中でも二酸化炭素排出量に関係していると思われる消費、鉱工業生産、自動車台数などの経済指標を使い、二酸化炭素排出量と経済活動との関係を調べ、その分析結果から京都議定書による日本の削減目標達成は可能なのかどうかを考察する。
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