変造の問題と責任

閲覧数1,314
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員1,320円 | 非会員1,584円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1 問題の所在

     変造前の署名者は、原文言に従って責任を負うのが原則である。変造されたことにつき変造前の署名者に帰責性がある場合には、変造後の文言による責任を認められないか。また、その帰責性についての挙証責任はどこにあるかが問題となる。

    2 手形の変造の意義、効果

     ところで、手形の変造とは、手形の記載文言、すなわち手形債務の内容を決める手形の記載事項が無権限で変更されることをいう。偽造との相違点は、既に有効に成立した他人の手形に勝手に変更を加えるところにある。その効果は、変造前の署名者の責任について、かつ変造前の文言による責任について、変造前の署名者は、原文言に従って責任を負う(手形法...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。