R0703 言語学概論 第2設題 佛教大学 2012年度版

閲覧数2,656
ダウンロード数23
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。
    わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。
    質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    [第二設題] 人間の言語に共通する特徴のうち、恣意性・生産性について説明しなさい。
    (1)言語の恣意性について 
     ソシュールは単語を「音」と「意味」が結びついたものとして考えた。
        「いぬ」=「イヌ(inu)」+「犬」
    上の「いぬ」の例では、「いぬ」という単語は「イヌ」という「音」と、「犬」という「意味」との組み合わせによって成り立つということを表している。このように「音」と「意味」が結びついたものをソシュールは「記号」と呼んだ。
     「いぬ」という記号は、「イヌ」という音と「犬」という意味の組み合わせだということはわかったが、この組み合わせに必然性はあるのだろうか。ソシュールは記号を構成する音を「能記」と呼び、意味を「所記」と呼んだのであるが、ソシュールは「能記」と「所記」の間にはなんら必然的な関係はないと考えた。「犬」という所記に「イヌ」という能記が結びついている必要はないと考えたのである。このソシュールの考え方を「記号の恣意性」と呼ぶのである。
     記号の恣意性とは地球上に様々な言語が存在することを考えれば当然のものであるといえる。たとえば、「犬」を表す方法は様々である。
    日...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。