04日本の企業演習 阪急百貨店の研究

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                日本の企業 演習 レポート
                 「阪急百貨店について」
      数年前から、「消費の二極化」という言葉をよく耳にする。景気は決して良くないが、高価格のブランド品がよく売れる。反対に、低価格を武器にしたディスカウントストアや100円ショップも勢いがある。これには、日常品には金をかけず、良いものには金をかける、という不況時だからこその消費者心理が働いていると言われている。
      こうなると、中品質・低品質であり中価格の商品、すなわち中途半端な商品は売れなくなる。こうした状況は、かつて小売業売上高1位だったダイエーの業績不振によく表れていると思う。普通の商品を、普通の値段で売っているだけでは、客足は遠のく。
      このような小売業の動きのなかで、百貨店業界も影響を受けている。1999年の東急百貨店日本橋店の閉店(注1 をはじめ、各百貨店が不採算店の閉鎖を進めてきた。最近の例では、松坂屋大阪店の閉鎖(注2 もあげられる。百貨店においては定価販売が通常だが、百貨店での買い物がはたしてその値段に値するのか消費者が疑問を持ってきている、という見方(注3 もある。...

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